「豆腐メンタルすぎて生きるのがつらい…」
「どうしたらメンタルが強くなれるのか知りたい…」
「そもそも豆腐メンタルって何?」

どんなストレスやプレッシャーを受けても跳ね除けてしまうメンタルの強い人もいれば、些細なことで落ち込んでしまうメンタルの弱い人もいます。メンタルが弱い人のことを、ぼろぼろと崩れやすい豆腐とかけて「豆腐メンタル」と呼ぶことがあります。

それに対してどんな状況でも対応できる強いメンタルを持つ人のことを「こんにゃくメンタル」と呼びます。豆腐メンタルという言葉に明確な定義はありません。

この記事では「豆腐メンタル」をメンタルの弱い人と捉え、豆腐メンタルにどうしてなってしまうのか、また、どうやったら豆腐メンタルを克服・改善できるのかについて解説します

どうして豆腐メンタルなのかを知ろう

落ち込みの檻に収監された人

そもそも豆腐メンタルといったメンタルが弱い人は、先天的な要素より、後天的に何らかの経験が影響していることが多いようです。豆腐メンタルを改善するために、まずは自分が何故豆腐メンタルになってしまったのかの要因を特定することが有効だと考えられます。

豆腐メンタルな原因1:責任感が人一倍強い

責任感が強いこと自体はプラスの要素ですが、どんな物事にも自分の非を感じてしまうほどの責任感を持っていると、その分メンタルを傷つける回数も増え、結果的に豆腐メンタルになってしまうことがあります。また、責任感の強さと似ている症状として、HSPである可能性も考えられます。

HSPとは「Highly Sensitive Person」の略で、非常に感受性が高く、物事を敏感に捉えてしまいやすい人のことを意味します。HSPの症状の一つである、「周りの人のことを気にしすぎてしまう」ことで、メンタルを落ち込ませ続けているのかもしれません。

豆腐メンタルな原因2:人間関係が希薄

仕事での愚痴や悩み事の相談など、人は思っていることを親しい人に話すことで、そのストレスを軽減できるとされています。人間関係が希薄な人だと、そのような手軽にできるストレス解消ができず、ストレスを溜め込んでいってしまいます。

一つのストレスが解消する前にまた次のストレスがやって来て、更に次のストレスが連続していくと、常にストレスを感じている状態になってしまうので、「自分はメンタルの落ち込みやすい豆腐メンタルなんだ」といった自己認知に繋がります。

豆腐メンタルな原因3:過去に強い否定や叱責を受けた経験が忘れられない

学生時代のアルバイトでも、社会人になってからの仕事でも、過去に強い否定や叱責を受けた経験がトラウマとなって記憶に残り続けている場合も、豆腐メンタルの要素となります。

誰かに否定された時、過去の失敗経験を思い出してしまい、「自分はいつまでも成長できないダメな人間だ」と思い込むことで、メンタルを更に傷つけてしまいます。

豆腐メンタルを改善・克服する5つの行動

1人で抱え込む人

豆腐メンタルを引き起こしている要素を鑑みると、「適度にストレスを解放できる状況下である」ことや、「気持ちを切り替えるための方法を知っている」ことで、改善できると考えられます。

ここでは、明日から実践できる豆腐メンタルの克服方法について5つ紹介します。自分の取り組みやすいものから挑戦してみてください。

1.落ち着くまで誰かと話す

溜まったストレスをすぐに発散するには、誰かに話すことが有効です。親しい友人に話すことで、悩みを共有でき、「落ち込んでいるのは自分だけではないんだ」と感じられ、過度に自分自身を責めずに済むようになります。

また、より具体的な悩みを持っている場合、相談することで自分では思いつかないようなアドバイスをもらい、物事を本質的に解決できる可能性もあります。親しい友人がいないという人であれば、「ネガティブダストビン」という自分一人で行えるストレス解消方法もおすすめです。ネガティブな出来事や言葉を紙に書き殴った後、紙をビリビリに破りゴミ箱に捨てるという簡単な行動ですが、ポジティブな効果も実証されており、気持ちを落ち着かせることができるでしょう。

2.自分を褒める

悪いことが起きてしまうのは自分のせいだと感じて豆腐メンタルになっている場合は、物事に対するスタンスを変えるのがベストな改善策です。「そうは言っても、考えなんて早々変えられるものではない」と感じる人もいると思いますので、まずは「自分を褒める」ということから始めてみて下さい。

豆腐メンタルの人は、何か問題が起きた時、自分の悪かった点にばかり注目してしまいがちですが、100%全て自分だけが悪い状況は珍しいはずです。「このポイントは自分が悪かったけれど、ここはよかった」と、改めて自分の行動を客観的に振り返り、自分で自分を認めることで、ネガティブ思考の海に沈んでしまうのを防げます。

3.ストレスを忘れるほどの趣味を見つける

ストレスから気持ちを切り替えるためには、熱中できる趣味を見つけて取り組むのが有効です。

自分で進んで取り組めるものであれば、趣味は何でも大丈夫ですが、できればウォーキングやランニングといった、身体を動かすものが望ましいです。細かい理由は後述しますが、身体面を健康に保つことにより、メンタルにも良い影響があることは心理学研究でも明らかになっています。

運動が得意でない人が無理に運動してしまうと逆にストレスになりますので、その場合は読書や映画鑑賞といったものを趣味にしても問題ありません。自分に合った趣味を見つけ、豆腐メンタルの要因を少しでも取り除きましょう。

4.身体面のケアも行う

身体のコンディションはメンタルにも影響しています。

豆腐メンタルを治したいと考えた時、メンタルを強くすることばかりを考えてしまいますが、身体面のケアも忘れずに行いましょう。身体面のケアとして、簡単な運動だけでなく、入浴後のマッサージや栄養バランスを考えた食事を摂る、睡眠時間をしっかりと確保するといった、基本的な生活習慣を見直すことが必要です。これによりメンタル面での抵抗力が上昇し、豆腐メンタルの克服に繋がります。

5.SNSを見る時間を減らす

最近はSNSにキラキラした生活を載せる人が増えています。

豆腐メンタルの人は些細なことでメンタルを傷つけてしまいますので、キラキラした投稿ばかりを見続けてしまうと、「自分はどうしてこんなに寂しい生活を送っているのだろう…」とネガティブな思考に繋がりかねません。

SNSから少しでも離れることで、メンタルを傷つける要因を減らせるだけでなく、空いた時間でストレス解消のための行動も作れるといったメリットがあります。豆腐メンタルを治したい人は、まずはSNS断ちから始めてみてはいかがでしょうか?

自分と向き合い豆腐メンタルから「こんにゃくメンタル」へ

豆腐メンタルは、時間こそかかるものの、自分や相手と向き合う姿勢を変えることで「こんにゃくメンタル」まで改善することができます。

「自分がいけないから物事が上手くいかないんだ」などといった自分に蓋を被せるようなことはせず、少しダメな自分を認めて向き合い、こんにゃくメンタルへの道を歩んでみませんか?

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Image:Unsplash
Source:
山下達久
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著者情報

SELF

北里大学医療衛生学部出身の医療系ライターを筆頭に、精神衛生やメンタルケアに特化した記事を得意とする。学術論文に基づいた記事を多く手掛けている。

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