• 「初めての子育てが上手くいかずにイライラしてしまう…」
  • 「子どもが何を考えているか分からなくてつらい…」
  • 「子育てで必要な考え方を知りたい…」

小さい子どもは言葉を話せないため、初めての子育てであれば尚更どうしていいか分からずに頭を抱えてしまうでしょう。また、子どもがある程度成長して自我を持つようになると、反抗期を始めとした新たな悩みが生じてきます。

このように、子育てでは子どもが成長する喜びを感じつつも、精神的なストレスやイライラと上手く付き合っていく必要があります。

この記事では子育てでイライラしないための考え方を、子どもの年代を二つに分けて解説します。

【乳幼児編】子育てでイライラしないための考え方

子どもが乳幼児の時の子育てでイライラしてしまう要因の一つに、「子供が何を考えているかが分からないすれ違いが続くから」というものが挙げられます。思い通りに子育てできない自分とも上手く付き合っていくのが、イライラしないために重要な考え方になります。

・子どもが失敗することをポジティブに受け止める

怒る子ども
出典:Unsplash

子どもが歩けるようになってくると、物を散らかしたり、親の言うこと全く聞かなくなったりすることもありますので、その都度にイライラすることがあります。このような時、親としては正しい行動を取るようにしつけをすると思いますが、逆に失敗することをポジティブに受け止めてみてください。

例えば肌寒い気温のため長袖を着るよう子どもに言っても、頑なに半袖を着ようとしている場合、普通であれば「風邪をひいてしまうから長袖を着なさい」と伝えますが、子どもは何故風邪をひいてしまうのかが分からずに拒否するでしょう。この拒否こそが、親のイライラに繋がってしまいます。

何かをしつけたい時、子どもが「こうしないと自分によくないことが起きる」という自己認識をさせることが重要です。上記の例で言うと、子どもの考える通り半袖で外出させることで、「寒い時は長袖を着た方がいい」と認識させることができます。

・完璧な親でなくても良いと認識する

親は子どもの見本となる存在ではありますが、子どもができたら誰しもが完璧な親になれるというわけではありません。

にも関わらず、完璧に子育てを行おうとすることで、自分の理想とする親のイメージとのギャップに頭を抱えることになり、イライラしてしまいます。大切になるのが、「完璧な親でなくても良い」という感覚を持つことです。

親と言えどもずっと子どもの面倒をみていると息苦しさを感じてしまうかもしれません。そのような時は、配偶者や実家の家族に協力してもらい、自分一人の時間を作るようにしてみましょう。

あなたは親であると同時に一人の人間ですので、ストレスを解消しなければイライラしてしまうのも変なことではありません。子どもと一緒に成長していく気持ちを持つことで、気分が楽になるでしょう。

・中長期的な未来を妄想してみる

上を向く女性
出典:Unsplash

どんなにイライラしないように気をつけても、乳幼児期の子育ては何が起きるか分かりませんので、親の精神的な負担は避けられないかもしれません。子育てでイライラして配偶者や子どもに怒りの矛先を向けてしまいそうになったら、次のような中長期的な未来を妄想してください。

  • ・今はこんなにヤンチャだけど、もしかしたらインテリ系になるかも?
  • ・小学生になったらどんなことに興味を持つようになるんだろう?
  • ・この子が親になった時、子育ての大変さを分かち合えるかな?

このような未来の妄想をすることで、目の前のイライラから一時的に逃れられるだけでなく、今を頑張る活力にもなるのでおすすめです。

【少年編】子育てでイライラしないための考え方

ここでは“少年(男子女子両方を含む)”を厚生労働省の区分の通り、小学一年生から18歳までの者と定義します。

子どもが少年になることで、一人の人間としての自立が始まります。それに沿って親も意識を変えていかないと、子どもとの衝突を繰り返してしまい、イライラが止まらなくなります。

・子どもと自分が別人格であること認識する

肩を組む親
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小学生にもなると、自分で考えて物事を進めていけるようになるため、一人の人間として人格が形成されていきます。

いつまでも子どもに対し過干渉に接することで、言い争いに発展し、ストレスを抱え込んでしまう恐れがあります。子どもの成長に合わせて自分の意識も成長させることで、自分と子どもが別人格であることが認識でき、いい意味でメンタルに開放感が生まれるでしょう。

・子どもの個性をできるだけ尊重する

子どもの個性を尊重することも非常に重要です。

例えば自分の子どもが勉強よりも他のことにばかり集中する場合、「勉強をしないと幸せになれないよ」という言葉をかけてしまっていませんか?

もし子どもが興味を持っていることを無理矢理やめさせた場合、子どもは「自分のやりたいことを取り上げられた」と感じ、反抗してしまいます。子どもの反抗は最終的に親子喧嘩に発展しやすく、同時に子育てでのイライラの原因にもなります。

このように、人には人の幸せがあり、例え親であっても自分の幸せの定義を子どもに押し付けることは避けるべきです。子どもの個性を尊重し、できるかぎり親として応援することが、苛立ちを感じない子育てのコツの一つです。

・アンガーマネジメントの考え方を学ぶ

ヨガ
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アンガーマネジメント(Anger management)とはその名の通り、「怒り」のセルフコントロールのことを指します。自身に怒りの感情が少しでも芽生えそうになったら、以下のような行動を取ることで瞬時に怒りを抑制する効果が望めます。

  • ・その場で6秒数える
  • ・怒りを感じる現場から物理的に距離を取る
  • ・幸せに感じた時の記憶を思い出す(ポジティブ・メモリーズ)
  • ・深呼吸をする
  • ・料理を作る
  • (※一例です)

ある大学の実験によると、子育て中の4組の親に対しアンガーマネジメントを実践してもらったところ、自分に生じる怒りを冷静に観察できるようになり、イライラした感情を抑えられたという結果が出ています。

成長した子どもは自我を持っていますので、親の怒りには当然難色を示します。「まずはイライラしてしまう自分自身を見直す」といった意識を持つことができれば、子育てが更に楽しくなるでしょう。

家族でにこやかに過ごすために、少し意識を変えてみませんか?

家族団欒
出典:Unsplash

子育てでイライラしてしまう人は、少し意識を変えるだけでストレスから解放されるかもしれません。

この記事で解説した内容だけでなく、「運動をする」「浴槽で大きな声を出す」など、自分に合った方法でスイッチを切り替えるようにしてみましょう。

Source:
松本守弘,柴山謙二
大学生の対人関係向上のためのアンガー・マネジメント

著者情報

SELF

北里大学医療衛生学部出身の医療系ライターを筆頭に、精神衛生やメンタルケアに特化した記事を得意とする。学術論文に基づいた記事を多く手掛けている。

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